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2016年6月9日更新
本年度も国際日本学シンポジウムを開催します。皆様のご来場をお待ちしております。
「異界との交流」の物語は、日本のみならず世界各地に分布し、これらの物語は、同じパターンのものがある一方で、文化的な差異を背景とするヴァリエーションも多様である。本シンポジウムでは、「異界との交流」譚が、歴史的?社会的背景によってどのように変奏され、どのように語られてきたのかを、空間的?時間的に様々な「異界との交流」譚を取り上げ、多角的なアプローチによって検討する。
江戸時代には製版印刷が発達し、「一枚摺」と総称される、一枚の紙に摺り出された印刷物が多数出版された。本シンポジウムでは国立歴史民俗博物館所蔵のコレクション『懐溜諸屑(ふところにたまるもろくず)』に収録された一枚摺を中心に、そこから広がる江戸時代後期の民衆生活や都市文化の世界を紹介してゆく。
また『懐溜諸屑』は、落語家が収集した個人コレクションという特色をもっており、落語をはじめ芸能関係の摺り物も多いため、一枚摺とともに落語の世界もお楽しみいただきたい。
日時 | 2016年7月2日(土曜日)13時~ 3日(日曜日)10時半~ |
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場所 | お茶の水女子大学 本館 306室 |
内容 |
2日 セッションI「異 |